
ASDの娘が生まれて間もなくに頭角を現したこだわり
小学生になった今となり結論を述べるならば、
彼女は口に入れるモノへのこだわりが尋常ではない姫という印象がある。
哺乳瓶の乳首の種類にこだわった新生児時代を経て、
離乳の時期が訪れたころ、少し大きくなった娘にまた新たな壁。
訳も分かってない最初の頃は、
口に放り込まれたモノを黙って飲み込んではくれていたよねと懐かしく思う。
しかしそんな時期は、ほんの一瞬だけ。
嫌なものは嫌なのだと意思表示をする時期はすぐに訪れて、
彼女の強い意志に悩まされることに…
嫌なものはペッと吐き出す。
口を開けない。
産まれたばかりの頃の哺乳瓶の乳首を拒絶した時と同じく
『私の口に何を入れてくれているんだ!』
と言わんばかりの顔で私を見据えているではないか…
おかん
そ、、、そのうち食べるようになるよね…💦
気にしない、気にしない…
月日を経て、
彼女の偏食はどんどん、
どんどんどんどん酷くなる一方である。
良くなる兆しは訪れない。
少しは余裕が出てくると思いこんでいた2人目の子育て。
上の子の時は作らなかったような、おいしい離乳食を想像していた私。
色んなレシピを工夫して、この子に作ってあげよう。
私の作った料理をおいしそうに口に運んでくれるであろう娘の姿。
そんな楽しい空想と共に挑んだ今回の出産と子育て。
どうやら何一つ叶わないようだ。
ドン引きされるのを覚悟して、
まさかの信じがたい事実を公表すると、
1歳半を迎えたころの彼女は、フライドポテトしか口に入れなくなっていた。
それを聞いた人たちの驚きで歪ませた顔に
随分とへこんできたものだ。
あ・揚げ物!?
体に悪いのに毎日食べさせるなんて・・・!💦
それが皆のリアクションの真意である。
仕方ないでしょ、それしか食べないんだよ。
病的なこだわりを持つ子
それが私の産んだ子。
私には育てられる気がしない・・・
育て方がわからない。
可愛いはずの我が子が、本当に可愛いのかどうかもわからなかった。
こんな子が親から虐待を受けているのかもしれない。
ストレスをぶつける矛先がわからなくて、
突拍子もない思想ばかりが私を支配している時期でもあった。