
多動児の特徴
うちの息子は破壊的な多動児だった。
四六時中、動き回っている人。
そして興奮のスイッチが入れば暴れる人。
ゲームを与えられている時間だけは止まっていられる人。
ざっと説明すれば、そんな人。
高校生になった今ともなれば、さすがに暴れないけれど。
代わりに歌ってるかな。
歌うことで何かを静めている感じ。
我が家では興奮のスイッチをイライラって呼んでいた。
そのイライラは成長と共にコントロール出来るようになるもの。
まだまだ完成形ではないみたいだけど。
多動が落ち着いてくる時期
息子の場合、6年生を迎えたころには突然ピタッとおとなしくなった。
5年生までは教室にも入れないほどに大暴れしていたので
突然の開花に、まさかまさかと驚いたのを覚えている。
思い返せば、私のお腹の中にいる時からの激しい動き。
誕生してからも変わらずに手足バタバタ。
ハイハイも無しに歩き出したかと思えば、とんだ多動児として完成していた。
遥かかなたへ飛んでいきそうなほどの勢い
その獣に振り回されるのが、私の日常になっていた。
こんな日は突然に来るんだなぁと拍子抜けしてしまう。
落ち着きの時期っていうのは人それぞれなんで
だいたいこれくらいですよ~などの情報交換は難しいけれど
大人になってまでは暴れていない
それは断言できる。
ADHDが完治するわけではないので
多動が治まったというのは
あくまでも目に見えてわかる行動のこと。
内面の課題は今後もまだまだ続いていくのだ。
多動が酷かったころに心がけていたこと
多動児の子育てで私が独自で心掛けていたことがある。
暴れたいなら暴れさせよう
それは私の拘りとして続けてきたこと。
もちろん人様に迷惑をかけるような事は避ける努力をして。
運動系の習い事は常にさせていたし
家庭では、暴れても危険のないようモデルルームばりに余計なものは置かない状態にしていた。
発散
これが何よりも大事なことだと思う。
暴れたいという子を、がんじがらめにしても何も生まれないような気がする。
私もチョコが好きなのに、
ダメと言われたらイライラが止まらないかもしれないのと一緒だ。
幼いころに好きなように暴れさせたお陰なのか?
理由は定かではないけれど…
溜まっていた毒が抜けたかのような息子に出会う日がやってきた。
憑き物が不意に落ちたかのように
彼の人生第2章が訪れたのだ。