発達障害児が留学へのチャンスをもぎ取っていく瞬間

英語にのめり込んだ発達障害児

 

留学したいというワードを息子の口から聞くようになったのは、

彼が中学生になった頃。

 

親からすると、わりと想定の範囲内だったかもしれない。

 

成績が残念でも特技を活かして生きていくための選択肢なんて、

考えれば結構出てくるもので。

親なりにも何通りかの未来予想図はあり、

その中に海外留学という進路も、もちろんあったかも…という感じ。

 

海外に行って欲しい!とまでは考えていなかったけれど。

 

費用もかかるし簡単なことではない…

 

でも恐らく奴には日本は狭すぎる。

育てていると、どうしてもそんな考えがチラついていた。

 

なんとか一般的な枠にハメようと頑張ってみてもハマってくれない、

どうしようもなく個性的で自由奔放な息子。

そのうち海外なんて言い出すのでは…?

そんな予感はあった。

 

英語は幼いころに習わせていたけれど、

親にやらされている勉強感を強く持ちすぎてしまい

一旦は嫌いになって辞めてしまっていた。

 

ところが高学年くらいになると、学校の授業でも英語が本格的にスタート。

その頃に自分のリスニング能力が周囲よりも長けていることに気付きはじめたようで、

今までにない優越感があったらしい。

 

彼はその後、どんどん英会話にのめり込んでいくことになる。

 

留学への執念

 

英語をもっと話せるようになりたい

 

そんな思いが大きく膨らみ始めたころ、ついに言い出したソレは

至ってシンプルに私たちを囃し立ててきた。

 

Musuko

海外いくし!

留学 留学!!

 

 

突拍子のない話をサラリと人の顔色なんて伺わず言葉にしてしまう発達障害児。

心に宿った想いを簡単に発するのはいつものことだけど。

順序立てて、こちらの様子を伺いながら懇願する術とか持ってほしい親としては、とりあえず突き放した。

 

ただの思いつきだろ?という願いを込めて。

おかん
アホか

 

と・・・・。

 

しかし本人は何の迷いもない。

執拗に周囲を攻め立てていく日々が始まるのだ。

短期留学でアメリカへ

中学2年生の冬休みだった。

アメリカへ1週間の短期留学に出発する日がくる。

 

めちゃくちゃ反対をしたけれど全く聞き入れない息子。

とりあえず一回行ってみたら納得するのかな?

なんて…そんな単純な計画で短期留学に送り出すことになった。

 

それにしても、わざわざお金を使ってまでアメリカ行かす!?

という話題で持ちきりではあった。

だけど親としては物凄く腹立つことを言われてしまったのだ。

 

Musuko

子供の可能性を潰す

しょーもない親!

 

カッチーン・・・である。

 

おかん

じゃあ行ってみろ。

行きやがれ。

 

そんな流れになった。

どうせすぐに諦めるでしょ。

ひらめいて始めて、

飽きたら辞めてをさんざん見てきたから。

 

とにかく海外に一回行って帰ってきたら、真剣に現実的な進路を考え始めてくれるだろう。

 

そんな期待を秘めながら成田空港から息子を見送ったあの瞬間。

 

やっぱり奴は懲りないな…なんて、

私は腹をくくったのかもしれない。

 

バイバーイと嬉しそうに手を振り、何の迷いもなく、

こちらを振り向きもせず搭乗口へ向かった後ろ姿。

 

『多動の子って、お母さんいなくっても平気なんやね』

昔、そんなことを言う人がいたのを思い出していた。

 

『多動の子って、お母さんが見えなくなっても平気でどんどん前へ進んでいく』

なんて言ってたけど…

 

その通りである。

 

今更ながら納得していた。

 

長期留学でマレーシアへ

 

中学3年の夏をむかえると、

マレーシアの学校へ正式に転校することになった息子の姿があった。

 

アメリカで更なる刺激を受けた彼は、帰国したあとも海外への進路を諦めなかった。

他の国も見てみたいという意思を持つ。

 

そうなれば親としても、費用面やら何やら慎重になり長期留学を検討し始めた。

欧米と比べると、約半分の費用で留学できる東南アジアへと目を向けることになる。

 

まずは短期でマレーシアを体験した彼は、あたたかい国民性にテンションが上がり、

親としてはかなり嬉しいお手軽な費用にテンションが上がり、

まさかの留学へむけての進路が実現しようとしていく。

 

とんとん拍子で開けていくその道筋は、

まるで彼のために待ってくれていたもののように思えた。

 

チャンスは自分で掴みとるもの。

 

よく聞く言葉だけれど容易ではない。

 

ただただ本能でもぎ取った

 

そんな瞬間を私は目撃したような気がする。

 

にほんブログ村 子育てブログ 発達障がい児育児へ
いつもクリック協力をありがとうございます。にほんブログ村

Twitterでフォローしよう

コンサータ関連記事